令和7年4月号 RUSOWさん(デザイナー・アーティスト/まちなかコンサートメインビジュアル担当)
更新日:2025年3月27日
プロフィール
デザイナー・アーティスト・RUSOWさん
RUSOUWさん
(市内在勤)
所沢の思い出の場所と言えば、音楽喫茶MOJO。オープンして間もなく通いはじめ、たくさんの出会いがあった。
休みの日はアーティストからパパに切り替えてこどもと一緒に過ごす。「こどもの友達家族と集まったり、公園で遊んだり、どこにでもいる普通の父親だと思います」。
誰かの思いを形にする喜びが原動力
「目の前の人が何を求めているかが一番気になってしまうんです」と少し困ったような笑顔で話すのは、デザイナーでアーティストのRUSOWさん。
小手指育ちで小手指小学校・小手指中学校を卒業し、所沢西高校に進学。高校では、部活やバンドで毎日忙しく過ごす。高校卒業後の進路に悩んでいたとき、デザイン専門学校の学校説明会を聞く機会を得た。「デザインってすごくいいよな…」と感銘を受け、都内のデザイン専門学校へ入学する。
入学後はデザインの勉強とヒップホップに熱中し、のめりこんだ。学校が終わってからヒップホップの世界に入りびたり、明け方に少し寝て、学校へ行く毎日。若いエネルギーで好きなことに突き進んだ。そんな学生生活も終わりを迎え、就職の時期。デザイン、特にグラフィックに一番興味があった。デザイナーとして働くことをイメージしていたが、恩師に勧められて、ウェブサイトを主に取り扱っていたデザイン会社のディレクターとして就職した。しかし、ベテランデザイナーを束ねつつ、依頼主との調整を担う仕事が最初からうまくできるわけがない。必死に仕事を覚えながら、終電で帰宅する日々。いつ辞めようかいつ辞めようかと自問しながら3年耐える。
25歳のときに、デザイン会社を退職。自分の感性を解き放ちたい気持ちが抑えられなかった。アルバイトをしつつ、ライブペイントを始める。ライブが行われる夜10時から朝5時の間に、絵を完成させるスタイル。採算は合わなくても、自分を成長させたくて、声がかかれば全国どんな場所へも行った。イベントが終わるとロール状のキャンバスを担いで帰る。そんな生活を続けていく中で、いつからかデザインの仕事が増えて、ウェブページのデザイン、イベントフライヤー、ロゴなどを制作するようになる。
無我夢中で走り続けてきたが、最近は自分の作りたいものと他の人が求めているものをかけ合わせて、デザインに落とし込む過程や、社会に求められる形に変換していくことが好きだとしみじみと実感するようになった。そして、自分の関わるイベントでは全体を見つつ、自然にバックアップする役割を果たしていることに気づいた。学生時代の恩師は、自分の個性を見抜いていた。
アーティストとしてもっと自分の表現を優先すべきかと悩むときもあるが、出会った人や経験によって今の自分が作られていて、デザイナーを続けられていることが答えだと思っている。全国各地で開催される音楽イベントでのライブペイントや、店舗内外の壁画制作など多種多様なデザインワークを行っている。これまでに培った気力・体力は健在。求められれば海外にも行きたいと意欲にあふれている。「出会った人の気持ちやバックボーンを、大切にしているだけなんです」と笑う姿が印象に残った。
(取材:上地)
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