輸入感染症にご注意ください
更新日:2024年4月30日
年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みなど長期休暇は国内外の人の行き来が活発になります。
海外には、日本とは異なる感染症が流行している地域があるため、人の行き来が増えると、人の流れに乗って普段身の回りにない感染症が入ってくることがあります。
感染症に関する正しい知識と予防方法を身につけ、感染症から自分だけでなく周りの方も守りましょう。
輸入感染症とは?
日本国内では発生がない、または発生が少なく流行していない感染症で、他の国や地域から持ち込まれた(多くは現地で感染したヒトや食品によって持ち込まれた)病原体による感染症の総称です。
代表的な輸入感染症
コクシジオイデス症(外部サイト)・コレラ(外部サイト)・細菌性赤痢(外部サイト)・腸チフス・パラチフス(外部サイト)・デング熱(外部サイト)・ヒストプラスマ症(外部サイト)・ブルセラ症(外部サイト) など
日頃から一人ひとりが「できること」を心がけましょう
手洗いと咳エチケットに加え、免疫力を高めましょう
- 感染症予防対策の基本は「こまめな手洗い」です。定期的に、手洗いがおろそかになっていないか確認しましょう。
- 咳・くしゃみをする際は、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる「咳エチケット」を心がけましょう。
- 「こまめな手洗い」と「咳エチケット」に加え、規則正しい生活・バランスの良い食事・適度な運動を取り入れ、免疫力を高めましょう。
予防接種を受けましょう
事前に予防接種を受けることで感染リスクを減らすことができます。
母子健康手帳で予防接種履歴を確認し、未接種のものは接種を検討しましょう。
現在、世界的にも麻しん症例報告数が増加していますので、ワクチン接種が積極的に勧められています。
こどもの予防接種
大人の予防接種
動物由来感染症(動物から人間へうつる感染症)にも注意しましょう
蚊やダニ、動物が感染症を運び、感染を拡大させることがあります。
蚊が発生しやすい水たまりを放置しない、野外活動では刺されないよう肌の露出を少なくし、虫よけ剤を使用するなどの対策をしましょう。
ダニ媒介感染症にかかる注意について
蚊が媒介する感染症の予防対策について
海外旅行に行く方は
- これまでに自分が受けた予防接種について、母子健康手帳などで確認しましょう。
- 国・地域別情報(外部サイト)から渡航先で流行している感染症や衛生状態を確認し、あらかじめ準備をしましょう。
- 渡航地域によって、予防接種を検討することが推奨されているものや、予防接種証明書の提出が求められることがあります。厚生労働省のホームページ(外部サイト)を確認しましょう。
帰国時・帰国後に
旅行の疲れから、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなります。
しっかりと休み、体調が悪いときにはかかりつけの医療機関に相談しましょう。
医療機関を受診するときには、事前に連絡の上、下記の内容を伝えましょう。
- 渡航先
- 滞在期間
- 現地で飲食したもの
- 活動内容
- 動物との接触の有無
- ワクチン接種歴
帰国時にすでに具合が悪い場合は、空港にいる検疫官に相談することもできます。
また、帰宅後不安がある場合は、狭山保健所でも問い合わせを受け付けています。
お役立ちリンク
厚生労働省検疫所ホームページ 海外へ渡航される皆さまへ!(外部サイト)
海外へ渡航される方に必要な、詳細な情報が掲載されています。
その他ご不安な点がございましたら、狭山保健所へお問い合わせください。
お問い合わせ
所沢市 健康推進部 保健医療課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 低層棟1階
電話:04-2998-9385
FAX:04-2998-9061