インフルエンザについて~流行注意報が発令されました~
更新日:2024年12月19日
インフルエンザの流行注意報が発令されました
埼玉県感染症発生動向調査(外部サイト)による県内医療機関(定点)からのインフルエンザの報告数が、本年第50週(令和6年12月9日から12月15日)に、1定点当たり19.61人となり、国の定める注意報の基準値である10人を超えました。10人を超えるのは、令和6年3月以来8か月ぶりです。
【埼玉県県政ニュース】インフルエンザの流行注意報を発令します ~咳エチケット、手洗いをして感染予防に努めましょう~(外部サイト)
インフルエンザとは?
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって引き起こされる呼吸器感染症です。例年、12月から3月が流行シーズンです。
現在国内で流行している季節性インフルエンザのウイルスは、A(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型とB型(ビクトリア系統)です。流行しやすい年齢層は、ウイルスの型によって多少異なりますが、全ての年齢の方がインフルエンザに注意する必要があります。
感染経路や症状について
感染経路
咳やくしゃみによる「飛沫感染」や「接触感染」
症状
38度以上の高熱、悪寒、頭痛、咳、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感、食欲不振などの全身症状。鼻水、のどの痛みや胸の痛みなどが見られます。(一般的に発熱は3から5日間続き、1週間程で治癒します)
潜伏期間
1から4日程度
感染可能期間
発症1日前から発症後5日目くらいまで
予防のポイント
「飛沫感染」を防ぐために
咳、くしゃみなどの症状のあるときはマスクを着用し、咳エチケット(外部サイト)を心がけましょう。
とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないようにしましょう。また、使ったティッシュはすぐにゴミ箱へ捨てましょう。
室内ではこまめに換気をしましょう。
「接触感染」を防ぐために
外出から帰宅後、トイレの後、食事の前には、手洗い(外部サイト)を忘れないように習慣化して予防しましょう。
ウイルスが付いた皮膚や器具・手すりなどから感染することがあるので、洗う前の手で目・鼻・口を触らないようにしましょう。
流行前から出来る予防方法
インフルエンザワクチンを接種しましょう。
インフルエンザワクチンは、インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、健康被害を最小限に留めることを目的としています。
三食きちんと食べ、偏食をしないようにしましょう。
十分な睡眠をとりましょう。
室内は加湿器などを使って適度の湿度(50から60パーセント)を保ちましょう。
流行時に出来る予防方法
人混みを控えましょう。
特に高齢者の方や慢性疾患を持っている方は、インフルエンザ流行時には人混みや繁華街への外出は避けましょう。
インフルエンザにかかったら…
インフルエンザが流行している時期に、突然の発熱や関節痛、咳、のどの痛み、倦怠感(だるさ)があったり、鼻みず、鼻づまりや頭痛などの症状があるときは、インフルエンザに感染している可能性があります。特に、インフルエンザと診断されている人と接触があった場合、その可能性は高まります。
安静にしましょう
インフルエンザの療養中は無理をして学校や職場に行くことは控えましょう。自分の体を守るだけでなく、ほかの人にインフルエンザを感染させないという意味でも重要です。
早めに医療機関を受診し、治療を受けましょう。
特に、子どもや高齢者、持病をお持ちの方などは、重症化の可能性が比較的高いため、早めにかかりつけ医に相談しましょう。受診する際、咳等の症状のある場合は必ずマスクをしましょう。
自宅療養する際のポイント
無理をせず、自宅で安静を保ち、休養と睡眠を十分にとることが大切です。同居している家族などは、患者からなるべく感染しないように、次のことを心がけましょう。
- 患者の看護をした後は、手を洗いましょう。
- 感染している方が子どもの場合には、誰かが必ず見守りをしましょう。(外部サイト)
- 持病があったり、妊娠している方は、感染している人となるべく別の部屋で過ごすようにするなど、より確実な感染予防を心がけましょう。
- 患者には原則マスクを着用してもらいましょう。
関連リンク
厚生労働省【令和6年度】今シーズンのインフルエンザ総合対策(外部サイト)
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