目の健康について
更新日:2024年12月20日
人間が身体の外から受ける情報の約80パーセントは目から入ると言われています。
人間にとって目はとても大切なものです。
近年、スマートフォンやパソコン、ゲーム機などの普及により、長時間に渡り画面を見続けることで、年代を問わず目の不調を訴える人や目の病気になる人が多くなっています。
視覚機能の低下は、転倒やケガのリスクを高め、日常生活に支障を及ぼし、外出頻度の減少や活動低下につながります。
また、読書や趣味などの活動に制限が加わることで、意欲低下や孤立感といった精神面に与える影響も大きくなります。
目の健康は身体面、精神面の両面から、健康寿命の延伸や生活の質(QOL)向上に大きくかかわるものです。
知っていますか?アイフレイル
アイフレイルとは、「加齢に伴って目が衰えてきた上に、様々な外的ストレスが加わることによって目の機能が低下した状態、またそのリスクが高い状態」のことです。
加齢とともに、眼球は構造的にも、機能的にも様々な面で衰えてきます。
その状態に何らかのストレスが加わると視覚機能の障害がでてきます。
最初のうちは自覚しないことも多いかもしれませんが、徐々に症状があらわれてきます。
この時期に適切な治療・対処を行うことにより、進行を抑えることができます。
しかし、放置して重度の視覚機能障害に至ってしまうと、回復は難しくなります。
また自立機能が低下し、日常生活が制限され、健康寿命を短くします。
早期に発見できれば、適切な予防・治療が可能となり、進行を遅らせること、症状を緩和させることが期待できます。
どんな症状が出るの?
視覚機能が低下しても、最初のうちはたまに見えにくさを自覚する程度で、自覚症状がないかもしれません。
しかし、進行すると視界が狭くなったり、かすんで見えることがあります。それにより自動車の運転が難しくなり、仕事・家事などの日常生活に影響が出ます。
さらに進行して視覚機能障害が高度に至ると、1人で外出するのが難しくなり、食事や服薬にも支障が出てきます。
アイフレイルチェックリストで、自己チェックをして早期に発見をしましょう。
アイフレイルチェックリスト 出典:アイフレイル啓発公式サイト(外部サイト)
目の愛護デー
10月10日は「目の愛護デー」、10月は「目の愛護月間」と定められています。
10月は日本眼科医会によるイベントなどが行われ、目の病気に対する予防意識を高め、早期発見・治療などの目の衛生に関する注意を呼びかけています。
これを機会に目の健康の大切さについて、改めて考えてみましょう。
定期検査をして目の不調を早期発見しましょう。
目の病気の早期発見のためには、定期的に検診を受けることが大切です。
目の病気は、早期発見・早期治療が大切ですが、初期は自覚症状に乏しいため、気づきにくいです。
日常生活に支障をきたすことを防ぐため、日頃から目の健康を意識し、変だなと感じたときは速やかに眼科を受診しましょう。
また、40歳を過ぎたら定期的に眼科を受診し、目の健康を守りましょう。
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