狩野洞雲筆　仙人遊戯図

　仙人遊戯図は、対幅（2枚の画面）からなっており、1幅の画面は縦6尺2寸（約188センチメートル）、幅4尺7寸（約142センチメートル)と大変大きなものです。
　絹本（絹を使った織物）に、8人の仙人が童子3人を交えて山中に会している様が、一方は松を背景に、もう一方は梅と竹を背景に色彩鮮やかに描かれています。不老長寿の仙人に松竹梅を配したもので、吉祥的な絵画構成です。
　絵師の狩野洞雲は、近世画壇に君臨した一大流派である狩野派の系統で、駿河台狩野家を興した画人であり、江戸時代前期に活躍しました。

【指定年月日】昭和44年6月27日
注釈：こちらの文化財所在地については、都合により記載しておりません。
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