住民票と戸籍のQ&A

日頃からよくお問い合わせをいただく住民票と戸籍の違いについてのQ＆Aを作成しました。
併せて質問をまとめたイラスト付きのチラシもございますので、ぜひご覧ください。

住民票は住所を証明するもの、戸籍は身分を証明するものです。内容については、住民票は氏名、生年月日、性別、住所、前住所、所沢市の住民となった年月日、届出年月日等が記載されます。戸籍謄本は氏名、生年月日、本籍、筆頭者、父母の氏名、父母との続柄、出生や婚姻等の身分事項が記載されます。住民票には、希望があれば世帯主との続柄や本籍、筆頭者等を記載することもできます。

世帯主とは、住民票上の代表者のことをいいます。一人世帯の場合、その本人が世帯主となります。例として、3人以上の世帯で世帯主のみが引っ越しを行ったときや亡くなった際には、新たに世帯主を定める手続きが必要となる場合があります。

同一世帯とは、同じ住所でなおかつ生計を一緒にしている世帯のことをいいます。同じ世帯であることによって、住民票も一緒になります。別世帯とは、同じ住所に住んでいるが生計を別にしている世帯のことをいいます。住所が異なる場合も同様です。別の世帯であることによって、住民票も別々になります。

理由として別世帯で住民登録をしていることが考えられます。もしも別世帯の家族の住民票を取得したい場合は、委任状が必要となります。

戸籍は本籍がある市区町村の窓口で取得ができます。また、令和6年3月1日より戸籍の広域交付制度が開始され、本人・配偶者・父母・子など直系尊卑属の戸籍（除籍）謄本については、申請される方が窓口にお越しになり官公署発行の顔写真付き本人確認書類（マイナンバーカード、運転免許証など）をご提示できる場合に限り、最寄りの市区町村の窓口でも取得が可能になりました。ただし、きょうだいの戸籍謄本、戸籍抄本（一部事項証明書、個人事項証明書）、戸籍の附票などは広域交付の対象外のため本籍地の市区町村での申請となります。なお、本籍地がコンビニ交付に対応している場合、マイナンバーカードがあれば全国のコンビニでも戸籍謄本を取得することができます。

戸籍上の所在場所のことをいいます。本籍を置く場所に特別な決まりはなく、日本国内で存在する土地の名称・地番であればどこでも置くことができます。そのため、住所と本籍は必ずしも同じ場所ではありません。

戸籍の代表者のことをいいます。筆頭者は亡くなっても変わりません。

本籍を変更する場合は、転籍届や分籍届等の手続きが必要になります。

自分の現在の本籍を知るための方法として、本籍を記載した住民票を請求することが挙げられます。住民登録のある市町村で自分の本籍・筆頭者入りの住民票を請求することで、住民票に本籍・筆頭者が記載されそこから確認することができます。また戸籍は生まれた時に親の戸籍に入り、結婚した時に親の戸籍から抜けて配偶者と新たに戸籍を作ります。そのため婚姻歴がなければ親と同じ戸籍、婚姻している場合は配偶者と同じ戸籍、離婚している場合は婚姻前の戸籍に戻っているかあるいは新たな戸籍を作っている可能性があるため、親族に確認することで自分の本籍を確認できる場合があります。

婚姻届を出した時に、住民票の内容も自動的に変更されるものと、自動的に変更されず変更手続きが必要なものがあります。具体的には婚姻後の夫婦の姓、夫婦の新しい本籍と筆頭者の氏名、世帯主との続柄は自動的に変更されますが、婚姻のタイミングで引っ越しをする場合や世帯主を変更する場合、世帯を一緒にする場合は変更手続きが必要になります。別の市町村から所沢市に引っ越しをした場合は転入届、所沢市から別の市町村に引っ越しをした場合は転出届、所沢市内で引っ越しをした場合は転居届を提出してください。世帯主を変更する場合は世帯主変更の手続きを行ってください。同じ住所に住んでいるが世帯が別々であった場合は、世帯を一緒にする世帯合併の手続きを行ってください。