トコろんキッチンの作り方 レシピ22(最終回) ~第2学校給食センターができるまで~

更新日:2024年4月1日

レシピ22 3月 開所式が無事終了、4月からトコろんキッチンオープンです!

 3月28日(木曜)、開所式を開催し、みんなで新しい学校給食センター誕生のお祝いをしました。地域の方・学校長・PTA代表の方、建設に関わってくださった多くの方々をご招待しました。また、「トコろんキッチン」の名前を考えてくれた子どもたちや、ロゴマークをデザインしてくれたイラストレーターさんも感謝の意を込めてご招待しました。
 教育長から子どもたちに表彰状と所沢産の野菜やお菓子が詰まった記念品が、イラストレーターさんには、トコろんをデザインに入れた新しい給食の食器をプレゼンしました。
 テープカットも行われ、無事にオープンに向けてスタートしました。

 この「トコろんキッチンの作り方」をご覧くださりありがとうございました。レシピ1の「トコろんキッチンってなに?」を掲載してから、約1年半が経ち、ついにレシピ22で最終回を迎えることができました。
 4月10日から給食を開始します。おいしい給食を届け、子どもたちのかわいい笑顔がいっぱいに広がるよう、トコろんキッチンの職員一同、そして、所沢市の学校給食に携わる職員一同、頑張ります!

レシピ21 トコろんキッチン内覧会・見学会を開催しました!


 2月13日(火曜)から16日(木曜)は、市長や副市長をはじめ、教育委員、給食センター運営委員、学校職員、市職員を対象に「内覧会」を行いました。

 そして、17日(土曜)は、一般の方々を対象に「見学会」を行いました。入口ではトコろんがお出迎え。食材が入る部屋から始まり、全ての部屋を見て、最後は食器洗浄室へ。新しい食器をお披露目して、トコろんキッチンオープン記念の缶バッチをお土産にプレゼントしました。

 なんと、616人ものお客様が見学に来てくださいました。ありがとうございました。

レシピ20.1月建物が市へ引き渡され、2月は調理器具や食器類が搬入されました!

  1月は検査で指摘された箇所の修正作業が行われていきました。建物のクリーニングを行い、31日に、所沢市への引き渡しが完了しました。
 2月に入り、調理器具や食器やトレー、食缶などが搬入され、調理員さんたちが集まって、段ボールやビニール袋から出す作業に追われていました。
 2月2日、3日に松井まちづくりセンターで「学校給食展」を開催いたしました。そこで、トコろんキッチンのオープンについて、紹介しました。たくさんの方たちが、立ち止まってよく見てくださいました。

レシピ19.12月ついに完成、竣工検査が行われます!

 12月に入り、床の仕上げや電気や設備器具の取り付けなど、仕上げ作業が行われていきました。外構もフェンスや門扉の設置、アスファルトの舗装、植栽などが行われました。中旬にはすべて完了。そこから、様々な竣工検査が行われました。竣工検査(しゅんこうけんさ)は、完成後に行われる建物の品質や安全性などを確認する重要な検査です。検査で指摘された内容を是正し、建物が完成となります。


 お知らせです!2月17日(土曜)に「トコろんキッチン見学会」を開催します。
完成した給食センターの中に入って、だれでも見学ができます。詳しくは、2月の広報、                                           2月の給食だより、所沢市ホームページ(学校給食)をご覧くださいね。
お待ちしています。

レシピ18.11月 いよいよ厨房機器が入ります!

 内装作業も落ち着き、11月中頃から厨房機器が搬入されました。下処理室には、3層シンク、煮炊き調理室には16台の大きな回転釜、揚物・焼物調理室には、スチームコンベクションやフライヤーなどなど。いよいよ給食センターらしくなってきました。
 

 令和3年12月から毎月1回、保健給食課とSPC(特別目的会社)各社との間で、定例会を開催してきました。工事の工程の確認や設計変更の協議、厨房機器の確認など、意見を交わしてきました。11月22日の第24回目が最後の定例会となりました。 みなさん、2年間、お疲れさまでした。
 11月30日に保健給食課職員が現場確認に行きました。完成がもう間近、楽しみです。

レシピ17. 10月 内装工事が進んでいきます!

 1階や2階の天井、壁の下地、ボード貼りが行われています。2階の会議室の天井や壁もできあがりました。壁の一面だけアクセントできれいな緑色にしました。会議室は70名まで集まれる大きな部屋で、会議や研修会、食材の審査会、給食センターの見学会などに利用します。

 
 
 10月2日、保健給食課の職員が現場確認に行きました。
トラックヤードのシャッターの説明を課長が熱心に聞いています。
シャッターは上部にスライドして開くそうです。

レシピ16. 9月 建物の外装が見えてきました!

 9月は外部塗装が進み、3色の壁の色のうち、2色が塗られました。きれいなブルーです。
1階には冷蔵庫や冷凍庫が設置されました。天井には空調などの配管や配線がはりめぐっています。


 
 9月19日、正面玄関の塗装が完了したので、そこに取り付ける「トコろんキッチン」のロゴのサイズや色の確認を行いました。
ロゴを考えたイラストレーターさんにも立ち会っていただきました。

レシピ15. 8月に入り、学校給食は夏休みですが、工事は進みます!

 屋根の工事が進められています。光を取り入れるトップライトが取り付けられました。屋根となる折板を地上で成型し、クレーンで釣り上げられ屋根に敷き詰められました。大変な作業ですね。
壁には耐火のための吹き付け作業を行いました。

 8月29日、保健給食課の職員が現場確認に行きました。この日は、学校給食センターの所長や栄養士たちも一緒に行きました。
 初めて工事現場を見学する栄養士もおり、工事の進んでいる様子に驚いていました。

レシピ14. 7月、毎日暑い中、ありがとうございます!

 7月になり、今年は特別に暑い!そんな中でも工事は進んでいきます。
防火水槽や厨房除外施設の水槽を設置する作業が完了しました。防火水槽とは、火災が発生した時に消火に用いるための水をためておくものです。厨房除外施設とは、給食の調理や食器洗浄で使用した排水中の汚れや油を処理し基準値以下の水質にする設備です。
 建物の中には、窓枠のアルミサッシや扉の枠が取り付けられていきます。屋根の作業も進んでいます。
下旬ごろの全景を見ると、建物の形になってきましたね。

7月3日、学校教育部長と保健給食課の職員が現場確認に行きました。

レシピ13.6月床や壁、屋根の工事が進んでいます

 6月に入り、床や壁、屋根の工事が進んでいきます。2階の床にはコンクリートが流し込まれました。
トコろんキッチンが建てられていく様子を見ていると、建物は、すごく緻密に考えられていて、地震に耐えられる構造になっ
ているのだと感心させられます。

レシピ12.5月建物の骨組みを作っていきます

 鉄骨の組み立てがだいぶ進んできました。2階の床はデッキの敷き込み作業が行われました。30日には鉄骨の組み立てが完了し、建物の全景が見えてきました。


 31日、保健給食課職員が、現場確認に行きました。
今までは、外からの見学でしたが、今回は1階の中に入ったり、2階に上ったりして見学ができるようになりました。

レシピ.11. 4月「トコろんキッチン」オープンまであと1年です

 1階の床にコンクリートが流し込まれていきます。工事着工前の地面から、だいぶ高くなりました。
26日、いよいよ鉄骨建方工事が始まりました。鉄骨を組み立てて建物の形そのものを作る工事です。
大きなクレーンで鉄骨を引き上げ、所定の位置に組み立てていきます。

 
 27日、保健給食課職員で現場確認に行きました。
1ヵ月毎に、工事現場を視察するのですが、状況が全く変わっていて、工事が進んでいく様子に毎回驚かされます。


 毎月、市役所で定例会議を行っているよ。
工事の進歩状況や確認事項の検討が行われるよ。会議の後、栄養士さんと建設会社の
人たちで、エレベーターの壁や床の色や、扉の色を決めたんだ。
栄養士さんが扉の色を、なんと「トコろん色」にしてくれたよ。

レシピ.10 3月基礎工事は重要な工程です

3月になりました。コンクリートを流す「型枠」を建てていきます。型枠の建て込みが終わるとコンクリートを流し込みます。
1階の床の型枠ができ、断熱材を敷き、スラブ配筋を行います。
このような基礎工事を行うことで、地震に耐えられる頑丈な建物ができていくのですね。

3月28日、保健給食課職員が現場確認に行きました。この日は雨が降っていましたが、着々と工事が進められていました。
工事現場の皆さん、ありがとうございます。

レシピ.9 2月基礎工事が進んでいます

 2月に入り、基礎工事が進められています。基礎とは建物の全荷重を均等に伝え、建物を安全に保持する役割を
果たすもので、建築物の構造において、とても重要な部分になります。
この冬は、雪が積もることもなく、工事が順調に進んでいるようで一安心です。

 2月17日に、保健給食課職員が、現場確認と外壁の色の検討で建設現場へ行ってきました。
外壁の色は、太陽の光の下で、色見本を見て確認した方が良いとのこと。いくつかの候補色を見比べて、あれこれ検討。
周りの環境になじむ色で、飛行機をイメージし、やさしく明るい色・・・。
右下の写真の3色に決まりました。今は完成した建物の想像ができませんが。出来上がりが楽しみです。

レシピ.8 12月いよいよ建設工事が開始、1月地盤改良の杭打ち工事が完了しました!

 12月、外構の擁壁(ようへき)工事が始まりました。
今月から1月にかけて、土地の地盤改良のため杭打ちを行います。
大型の杭打機で地中に硬い柱状の杭を打ちます。長い杭を埋め込むのか?と思いき
や、深い穴をあけ、セメントを注入し、地中に杭を作るそうです。300数十本の
杭を打っていきます。

 
 年が明け、1月5日、作業開始です。地盤改良の杭打ちが続きます。
1年後には、ここに大きな給食センターが建っているなんて、今はまだ想像がつきません。
大雪が降らず、工事が順調に進みますように・・・

レシピ.7 10月 解体工事が完了し、11月 建設準備を進めました

 10月に入り、昔の給食センターが建っていたころの排水処理施設の地下部分を掘り起こし、解体しました。
 そして、擁壁ようへき(高低差のある土地で側面の土地が崩れるのを防ぐ壁)の解体を行い、10月末にはすべての解体が
終了しました。

 10月28日、市内の学校給食の栄養士さんたちが集まる「栄養士研修会」があったんだ。そこで「トコろんキッチン」で使用する新しい食器のイラストを
決める投票が行われたよ。イラストは3種類、食器の加工の種類が2種類あり、その中から、それぞれの栄養士さんが「いいな」と思うもの1つを投票。
 結果は…ジャーン!24人のうち18人の栄養士さんが選んだイラストに決定。
かわいいイラストに決まったよ。お披露目は、もう少し待っててね。
新しい食器で食べる給食が楽しみだな。

3種類のイラストの食器と投票用紙の写真
食器のイラスト投票

 
 11月7日、解体工事完了検査が行われました。保健給食課の職員も立ち会いました。
建設工事に向けて、敷き鉄板が敷かれ、仮歩道の舗装が行われました。
以前は畑だった部分の土は、フカフカしていて建物の建設には向かないので、その土を取り除く作業が行われました。


 下の写真は、11月28日にセスナから撮影された上空写真です。
すっかり、昔の建物がなくなり、ひろ~い敷地となりました。これから、1年間かけてトコろんキッチンが建てられていきます。
 毎月、建設状況をお知らせしていきますね。

レシピ6.9月解体工事が進んでいます

 8月中に建物の解体が終わり、9月に入ると、昔の給食センターが建っていた基礎や土間の解体が始まったよ。
 ショベルカーで、土の中に埋まっているコンクリートを崩していき、コンクリートの塊と、パイプなどの廃材を上手に分別していたよ。
解体工事って大変な作業なんだね。

~ ナウ!ひとくち給食情報 ~


 今回は、現在、子供たちの給食を作っている第3学校給食センターについて紹介します。
第3学校給食センターは所沢市の下富にあります。小学校8校、中学校6校の児童生徒7550人分の給食を作っています。
 所長をはじめ、事務さん、栄養教諭や栄養士さん、調理員さん、ボイラーさん、運転手さんの総勢53名で、毎日給食を作って学校へ届けています。 
 今や子どもたちに大人気なメニューが「若獅子カレー」。昨年度、コロナ禍で、前向き黙食で給食を食べている子供たちを元気づけたいと、第3学校給食センターの調理員さんが発案したメニューです。西武ライオンズの若手選手が住んでいる「若獅子寮」で作られているカレーのレシピを教えていただき、調理員さんと栄養士さんが研究を重ね、給食で再現しました。地元、西武ライオンズの選手たちを、みんなで応援するため、今年も給食に登場します。11月の献立に入っていますよ。お楽しみに!      

レシピ5.8月 建物の解体工事が開始

 いよいよ、旧第2学校給食センターの建物が解体されます。
8月4日、保健給食課職員で、解体の様子を見学に行きました。
当時、その調理場で給食を作っていた栄養士さんや調理員さんたちの顔が
思い出されました。少しさみしい気持ちと、トコろんキッチンの建設が始まる
ワクワクした気持ちと・・・
複雑な気持ちで解体の様子を見届けました。

 

 
 ちょっと、ここだけのおはなし。
所沢市のマスコット「トコろん」を考えてくれた、イラストレーターさんに
「トコろんキッチン」のロゴやイラストを作ってもらっているよ。
給食センターの正面玄関や、給食のトラックにロゴやイラストを載せる予定だよ。
どんなものができるか楽しみにしていてね。

レシピ4.解体に向けて準備開始

5月26日からセンターの周りに工事用の仮囲いが設置されました。
5月28日、施設の中に残っているものや、会議室の床や休憩室の畳が取り除かれました。
給食トラックの車庫や庁務舎などの解体が始まりました。

6月 石綿除去作業が開始、7月末には無事に撤去が完了しました。
7月 車庫、庁務舎の解体が完了しました。
7月末 建物の解体に向けて、足場の組み立てが始まりました。

レシピ3.トコろんキッチン誕生に向けて始動!

トコろんキッチンの建設は、PFI方式を取り入れています。令和3年9月に民間事業者が株式会社東洋食品を代表とする8社で構成された特別目的会社(所沢学校給食サービス)に決定しました。令和3年の12月議会において、学校給食センター再整備事業の議案が認められ、いよいよ、ここから事業者と一緒にトコろんキッチンの誕生に向けて本格的に動き出しました。
12月23日、事業者と保健給食課での第1回設計打ち合わせ会議が行われました。これから、毎月、打ち合わせ会議が行われ、色々なことを決めていきます。


トコろんキッチンの建設は、PFI方式を取り入れているって書いてあるけど、
PFI方式って、どんなことなの?


 PFI方式とは、新しい学校給食センターを整備するに当たり、建物の設計や建設、維持管理、運営を民間事業者が一貫して実施する方式のことです。
PFI方式の良い点は、事業者独自の技術や工夫、経営能力が発揮され、市の財政負担や事務負担の軽減ができることなんですよ。
 でも、給食の献立作成や、食材選びなどの重要な部分は、今まで通り、所沢市の職員や栄養教諭、栄養士が行いますよ。


使用する食缶や食器、お玉やトングなどの配食器具の検討も始まりました。

レシピ2.お疲れさまでした、旧第2学校給食センター

 現在ある第3学校給食センターは、昭和50年より所沢市の子どもたちの給食を作ってきました。今年で47年目を迎えました。これからも、安全安心でおいしい給食を子どもたちに提供していくため、中富にある廃場した旧第2学校給食センターを取り壊し、第3学校給食センターに代わる、新しい学校給食センターの建設を進めています。
 旧第2学校給食センターは昭和46年に建てられ、近隣の小中学校の給食を提供していました。施設設備が古くなり、平成21年3月をもって廃場となりました。そこで調理していた学校の給食は、第1と第3学校給食センターへ分配されました。
38年間、子どもたちの給食を作ってくれた第2学校給食センター、お疲れさまでした。

 

旧第2学校給食センターを解体する前に、消防局が救出訓練を行いました。実物の建物を壊しての救出訓練はなかなか貴重であるとのこと。給食センターの建物が最後に世のため人のために役に立つことができて良かったです。


 
 真剣な迫力ある訓練の姿に、びっくり。
救助隊のみなさんに頭が下がる思いがしたよ。
こういう訓練を積んで、市民の生活を守ってくれているんだね。
救助隊のみなさん、ありがとう。

レシピ1.「トコろんキッチン」ってなに?

 「トコろんキッチン」ってなに?と思っているみなさん。「トコろんキッチン」とは、現在、所沢市が建設中の新しい学校給食センターの愛称です。施設設備が古くなった第3学校給食センターに代わる新しい学校給食センターを令和6年度4月のオープンに向けて建設を進めています。新しい学校給食センターの正式な名称は「所沢市立第2学校給食センター」といいます。でも、誰もが覚えやすく、みんなに愛される給食センターにしていきたいと考え、市内の小中学生から愛称を募集しました。なんと、なんと、652点の応募がありました。その中から、選ばれた愛称が「トコろんキッチン」です。トコろんが給食を作っていたら、残さず食べられるなぁといった、かわいい子どもたちの発想です。

 
 ごあいさつが遅れましたが、私たち、保健給食課の栄養士です。所沢市の小中学校の給食に関する仕事をしています。
これから、私たちが、所沢市のマスコット「トコろん」と一緒に、この「トコろんキッチン」が完成するまでの道のりを、少しずつ、みなさんに紹介していきます。 
どうぞ、よろしくお願いいたします。

お問い合わせ

所沢市 教育委員会学校教育部 保健給食課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟6階
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