里芋コロッケ

更新日:2021年5月6日

里芋の親芋を使った「里芋コロッケ」の商品開発に、長倉さんと食品会社にご協力いただきました。
じゃが芋とは違い、里芋のねっとりとした食感がおいしいコロッケが完成しました。

里芋農家の長倉さんを紹介します。

城で里芋を作っている長倉さんの畑は、6反(0.6ヘクタール)の広さ。
この広い畑で里芋を2人で作っています。
里芋は、機械で掘り出すことができないため、傷がつかないようにすべて手作業で掘り出します。
丁寧に育てられた里芋の親芋をご提供いただき、所沢の子どもたちのために、学校給食用の商品として「里芋コロッケ」が完成しました。

里芋ができるまで

種イモを3月から4月に植えます。
親イモに子イモがつき始めると、土から出てしまうので、土をかぶせる作業をします。
また、里芋はもともと湿地に自生していた野菜なので水分を好みます。土が乾かないように水やりをします。
長倉さんの畑では、畝に細かい穴の開いたホースを置き、根元に水がかかるように水やりをするそうです。
夏場は、里芋の大きな葉に水がかかると水滴がレンズになり、葉が焼けてしまうそうです。
夏場の水やりは、欠かせない作業です。
長い期間、土の中にいた里芋は、10月から11月に収穫されます。
里芋を植えた畑は、3年間使うことができないため、畑を区切って連作にならないようにします。

里芋

里芋独特のぬめりは、免疫力を高めたり、胃や腸の粘膜を保護してくれます。
また、カリウムが豊富で、ナトリウムを排泄する役割があります。
皮をむくと手がかゆくなりますよね。
これは、シュウ酸という成分が刺のような形の結晶になっているためかゆくなります。
所沢の里芋は「黒いダイヤ」と呼ばれるほど、上質な里芋です。
ねばりがあり煮くずれしにくいので、煮っころがしや筑前煮などで、ぜひ食べてください。

 

長倉さんから子どもたちにメッセージ

「里芋コロッケ」が大人になっても記憶に残っている1品になるといいな。
残さず味わって食べてください。

おいしくいただきました!

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所沢市 教育委員会学校教育部 保健給食課
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