鉄道の開通
更新日:2022年12月21日
『ところざわ歴史物語』
98から99ページ(4章9節「鉄道の敷設」)に掲載
鉄道の開通
明治28年、川越鉄道が久米川と川越の間に開通して、所沢にはじめての駅ができました。現在の西武新宿線と西武国分寺線にあたります。
川越鉄道は、甲武鉄道(現在のJR中央線)国分寺駅から分岐し、所沢を通って川越へ至る路線として計画され、その前年には国分寺-東村山間が開通していました。
停車場の場所は当時としては町のはずれでした。しかし鉄道の重要性が増すにつれ、賑わいは駅周辺にも広がり、町の発展に大きな役割を果たすことになります。
西武池袋線の前身である武蔵野鉄道の開通は大正4年のことです(池袋と飯能間)。この路線の開通によって、現在の西所沢駅(下の図の6。開業当時は「小手指駅」)、現在の狭山ヶ丘駅(下の図の8。開業当時は「元狭山駅」)が開設されました。
その他の駅
3 航空公園駅 昭和62年開業
4 新所沢駅 昭和26年開業(最初の名は「北所沢駅」)
7 小手指駅 昭和45年開業
9 下山口駅 昭和4年開業(一時休止し、昭和51年に復活)
11 西武球場前駅 昭和4年開業(最初の名は「村山公園駅」
12 東所沢駅(旧国鉄、現JR) 昭和48年開業
現在はない駅
2 所沢飛行場前(御幸町駅) 昭和13年から昭和26年
5 松井村駅 昭和13年から昭和20年
10 上山口駅 昭和4年から昭和29年
おまけの豆知識
東村山-高田馬場間開通 昭和2年
高田馬場-西武新宿間開通 昭和27年
飯能-吾野間開通 昭和4年
吾野-西武秩父間開通 昭和44年
もうすこしくわしく
『所沢市史 下』173ページ 5編4章4節「川越鉄道の開設と所沢」/284ページ 5編6章4節「武蔵野鉄道の開設と所沢」
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