民間事業者に対する脱炭素行動促進に係る実証事業の結果を報告します

更新日:2025年1月23日

実証事業の概要

 2050年までにCO2排出量実質ゼロをめざす「ゼロカーボンシティ」を表明する所沢市・飯能市・狭山市・日高市は、域内の脱炭素化をさらに進めるための取り組みとして、NTTコミュニケーションズ及びNTT東日本と連携し、民間事業者とその従業員を対象にした実証事業を実施しました。 
 実証実施にあたっては、令和6年8月22日、所沢市と飯能市、狭山市、日高市、NTTコミュニケーションズ、及びNTT東日本の4市2社で、「所沢市・飯能市・狭山市・日高市の行政区域内民間事業者に対する脱炭素行動促進に係る実証実施協定」を締結し、連携して準備を進めてきました。
 実証には、4市合わせて43社(47事業所)が参加しました。参加事業者の従業員には、日々の環境に配慮した行動(エコアクション)を記録できるアプリケーション「Green Program for Employee」を提供し、データを収集しました。結果として、実証期間(21日間)において、全体で2万件のエコアクションが実施され、約5.9トンのCO2排出量削減に至りました。また、実施後のアンケートにおいては、参加者の約6割が、自身の環境意識が向上し、環境配慮行動が増加したと回答しました。

実施内容は「行動変容アプリケーションによる行動実践」と「実証成果の算定」。様々な企業の従業員が同じプラットフォームを利用すること、その結果を報告し比較検討すること

実施期間

令和6年10月1日(火曜)から10月21日(月曜)までの21日間

対象

所沢市、飯能市、狭山市、日高市に事業所を置く民間事業者

結果

1.全体取り組み人数

395人(アプリ登録完了者)

2.エコアクション回数

20,015回(実施者数244人)

3.CO2排出削減量

5,876.3kg-CO2eq(杉の木約668本分の年間CO2吸収量に相当)

4.参加者へのアンケート結果(主なもの)

  • 環境への関心が高まった・やや高まった 56%
  • 環境に優しい行動に取り組むようになった・やや取り組むようになった 57%

    実証の成果(今後の展望)

    所沢市、飯能市、狭山市、日高市とNTTコミュニケーションズ及びNTT東日本は、本実証の実績を踏まえ民間事業者に対する脱炭素行動促進の有効性を検証するとともに、本実証で得られた脱炭素行動に関する記録データを、産業部門等の更なるCO2排出量削減に向けた取り組みに活かすことを検討します。また、NTTコミュニケーションズ及びNTT東日本は、同様の課題を抱える他の地域への脱炭素行動の促進もめざしていきます。

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    お問い合わせ

    所沢市 環境クリーン部 マチごとエコタウン推進課
    住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟5階
    電話:04-2998-9133
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