はじめよう!減塩食生活
更新日:2025年9月22日
普段の食生活の中で、食塩のとり過ぎについて意識したことはありますか?私たち日本人の食事における課題の1つが「食塩のとり過ぎ」です。日本食は、味噌、しょうゆ、塩などの調味料を使って作る料理が多く、その結果私たち日本人の食塩摂取量の平均値は9.8グラム(令和5年国民健康・栄養調査の結果より)。これは諸外国と比較し、大きく上回っています。その量は世界保健機構(WHO)が推奨している量(1日5グラム未満)の約2倍摂取している状況にあたります。
高血圧や腎疾患でなければ減塩に取り組まなくてよいのでしょうか?
日本人は食塩の7割を調味料からとっていると言われており、男女ともに20歳以上のすべての年代で食塩をとり過ぎている状況があります。そのため、高血圧や腎疾患等の治療で減塩が必要な人だけでなく、年齢、性別問わず、全世代での食生活の課題として捉え、改善に取り組む必要があります。
日本人(成人)の1日の食塩摂取目標量
男性7.5グラム未満
女性6.5グラム未満
日本人の食事摂取基準(2025版)より
こどもも大人も一緒に減塩
食生活や味の好みは、幼少期からの家庭の味付けや食習慣の影響を受けて形成されると言われています。外食・ファストフードを利用する機会が多い、パンや麺類、加工肉(ハムやウインナーソーセージなど)、カップ麺やスナック菓子を好んで食べるといった傾向があると、知らず知らずのうちに食塩の摂取量が多くなってしまいます。こどもも大人も食塩をとり過ぎないように食事の内容や味付けを見直してみましょう。
食塩とカリウムのバランスも大切
食塩に含まれるナトリウムは野菜や果物に多く含まれるカリウムと体内で一緒になると、体の外へ排泄されます。それにより、むくみ解消の効果も期待できます。
カリウムは野菜やわかめ等の海藻類、里芋やじゃが芋等のいも類、バナナやりんごなどの果物に多く含まれています。食塩のとり過ぎに気を付けるだけでなく、野菜や果物を積極的に食事に取り入れることも大切です。
食塩をとり過ぎない食事のポイントを動画で解説!
食塩をとり過ぎないためには、どうすればよい?、食塩とカリウムのバランスって何?
今日から取り組める減塩食生活について、動画で分かりやすく解説します。
短い動画なので、通勤途中や昼休み、ちょっと空いた時間に視聴できます。ぜひご覧ください。
注記:動画の内容は、腎臓や心臓の病気があり、カリウムを制限されている方はあてはまりません。医療機関に通院中の方は医師にご相談ください。
食塩とカリウムの秘密(1)「What'sナトカリ比」
食塩とカリウムの秘密(2)「How to ナトカリ比(前編)」
食塩とカリウムの秘密(3)「How to ナトカリ比(後編ステップ1)」
食塩とカリウムの秘密(4)「How to ナトカリ比(後編ステップ2)」
食塩とカリウムの秘密(5)「How to ナトカリ比(後編ステップ3)」
食塩とカリウムの秘密(6)「How to ナトカリ比(後編ステップ4)」
減塩食生活をサポート
所沢市では、市内の飲食店・弁当惣菜店で提供されている野菜たっぷりメニューを「トコろん健幸応援メニュー」として認証しています。
毎日の食事作り、「何を作ろうかな?」と思った時は、クックパッド所沢市公式キッチンに掲載されているメニューをご活用ください。
埼玉県では県民の食塩摂取量の減少を目標に「おいしく しお活」プロジェクトに取り組んでいます。
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