計量のしごと
更新日:2024年4月2日
暮らしを支える正しい計量
わたしたちの身の回りには、多くの計量器があります。体重計や料理用のはかり、体温計や電気メーターなども計量器です。
特に、取引や証明に使われるものには正確さが要求されますので、商店や病院などで使用されるはかり、水道・ガス・電気メーター、ガソリンスタンドの燃料油メーター、タクシーメーター、体温計や血圧計など18種類は、計量法で「特定計量器」と定められています。
特定計量器は、製造後、構造や誤差が基準に適合しているかどうか検査して、次の「検定証印」又は、「基準適合証印」が付けられます。
検定証印
製造後、構造や誤差が基準に適合しているかどうか検査されます。これは、国や都道府県などの公的機関の検定に適合した場合に付けられます。
基準適合証印
指定製造事業者は、自社の製品について公的機関と同等の基準の検査をします。これは、品質管理能力のある事業者の検査に適合した場合に付けられます。
注釈:家庭用のはかりにもマークがあります
ヘルスメーター、キッチンスケールなどの家庭用はかりには「検定証印」がなく、取引や証明には使用できませんので注意してください。家庭用には、次のマークが付いています。
正しい使用方法
正しい計量器を使っていても、使い方が誤っていては台無しです。それぞれ適切な設置、使用環境、使用方法を守ることでより正確な値を知ることができます。
質量計を例にすると少し斜めになっただけでも計量値がずれることがあるのです。
質量計を使用するときのポイントを紹介します。
- 水平でしっかりしたところに置く。
- 振動が伝わる場所や風があたる場所は避ける。
- 指針や表示がゼロになっていることを確認してから計る。
- はかるものはできるだけ中央に載せて計る。
- その他、説明書などをよく読み正しく扱う。
風袋について
お肉など、はかり売りのものを購入するときに「トレイや飾り、ラップ、調味料」などが一緒になっていますが、これらは風袋と言って正味量からは除かれなければいけません。
所沢市が、行っている計量のしごと
特定計量器定期検査
商店やスーパーマーケット、工場や病院などで取引や証明に使用している特定計量器は、使用中のはかりの精度低下や劣化の程度が一定基準を超えていないかを2年に一度検査しています。
- 市では、市内を東地区と西地区に二分割し、西地区は奇数年度、東地区は偶数年度に実施しています。
東地区:新所沢・新所沢東・並木・富岡・松井・柳瀬地区
西地区:所沢・吾妻・小手指・山口・三ケ島地区
- 取引・証明に使用するはかりを購入または買い替えをした場合は、必ずご連絡してください。
商品量目立入検査
スーパーマーケットや食品製造工場などを対象に、正しい計量が実施されているか立入検査を行っています。
特定計量器立入検査
ガス、燃料油などの有効期限のあるメーターが、適正に使用されているか事業所への立入検査を行っています。
指定定期検査機関の指定
所沢市では、社団法人埼玉県計量協会を指定定期検査機関に指定しています。
適正計量管理事業所の指定に係る指定検査
適正計量管理事業所指定の申請に基づく検査を行っています。
注釈:「適正計量管理事業所制度:PDF」をご確認ください。
計量思想の普及啓発
計量に関する各種相談や計量思想の普及と啓発を行っています。
計量業務に関するお問い合わせ
電話:04-2998-9143
受付時間:午前8時30分から午後5時15分まで
月曜日から金曜日まで(祝日及び休日を除く)
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お問い合わせ
所沢市 市民部 市民相談課 消費生活センター
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 低層棟1階
電話:04-2998-9143
FAX:04-2998-9041