水道料金・下水道使用料の改定(令和8年4月改訂)
更新日:2025年10月1日
当市では、水道料金は28年間、下水道使用料は8年間改定せずに事業を運営してきました。
しかし、今後は事業運営に必要な資金が不足する見込みとなったため、令和8年4月より上下水道料金を改定させていただくことになりました。
皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
改定の背景
事業運営費用の増大
埼玉県へ支払う費用の値上げ
所沢市では、水道水の9割を県から購入しており、汚水は県の処理場で処理しています。
埼玉県は、県水購入費用と汚水処理費用のそれぞれの値上げを発表し、これにより年間約7.5億円の費用が増加する見込みです。
施設維持費の増加
水道管などの施設の多くは、高度経済成長期に整備されたもので、現在更新の時期を迎えています。
迅速に施設の更新・耐震化を進める必要がありますが、物価高騰の影響もあり、費用が増大しています。
料金収入の減少
節水機器の普及により水の使用量が減少しており、料金収入が減少しています。
今後の人口減少を踏まえると、更に収入の減少は続く見込みです。
改定後の料金
水道料金
料金区分 | 口径/使用水量 | 現行 | 改定後 |
---|---|---|---|
基本料金(メーター口径別) | 13ミリメートル | 264.0円 | 709.5円 |
20ミリメートル | 462.0円 | 968.0円 | |
25ミリメートル | 638.0円 | 1,276.0円 | |
30ミリメートル | 4,587.0円 | 6,880.5円 | |
40ミリメートル | 8,701.0円 | 13,051.5円 | |
50ミリメートル | 13,585.0円 | 20,377.5円 | |
75ミリメートル | 34,958.0円 | 52,437.0円 | |
100ミリメートル | 59,356.0円 | 89,034.0円 | |
150ミリメートル | 128,733.0円 | 193,099.5円 | |
200ミリメートル | 273,141.0円 | 409,711.5円 | |
従量料金(使用水量別) 1立方メートル毎の単価 |
1立方メートルから 5立方メートルまで |
66.0円 | 5.5円 |
6立方メートルから 10立方メートルまで |
66.0円 | 77.0円 | |
11立方メートルから 20立方メートルまで |
121.0円 | 159.5円 | |
21立方メートルから 30立方メートルまで |
165.0円 | 214.5円 | |
31立方メートルから 50立方メートルまで |
242.0円 | 275.0円 | |
51立方メートルから 100立方メートルまで |
319.0円 | 352.0円 | |
101立方メートルから 1000立方メートルまで |
352.0円 | 385.0円 | |
1001立方メートル以上 | 385.0円 | 418.0円 |
下水道使用料
使用料区分 | 排水量 | 現行 | 改定後 |
---|---|---|---|
基本使用料(定額) | ― | 726.0円 | 913.0円 |
従量使用料(使用水量別) 1立方メートル毎の単価 |
1立方メートルから 10立方メートルまで |
0円 | 5.5円 |
11立方メートルから 20立方メートルまで |
91.3円 | 100.1円 | |
21立方メートルから 30立方メートルまで |
117.7円 | 122.1円 | |
31立方メートルから 50立方メートルまで |
137.5円 | 139.7円 | |
51立方メートルから 200立方メートルまで |
163.9円 | 163.9円 | |
201立方メートルから 500立方メートルまで |
191.4円 | 191.4円 | |
501立方メートルから 1000立方メートルまで |
224.4円 | 224.4円 | |
1001立方メートル以上 | 257.4円 | 257.4円 |
新料金の具体例(2か月分、税込)
料金は2か月に1度の請求です。
新料金を計算する
下記の「新料金簡易計算ツール」を使って新料金のシミュレーションができます。
新料金簡易計算ツール(一般用、2ヶ月分、税込)(エクセル:930KB)
Q&A
いつから値上げになりますか。
2か月に1度の請求となるため、検針月により請求方法が異なります。
偶数月の検針エリアの方は、4月検針分が旧料金、6月検針分が新料金での請求、
奇数月の検針エリアの方は、5月検針分が旧料金と新料金をあわせた請求となります。
料金改定をしないとどうなるのでしょうか。
改定をしないと資金不足に陥り、老朽化した施設の更新・耐震化ができなくなり、水道管の破損や漏水などのリスクが高まります。
また、料金改定を先送りにすると将来の世代にその負担を先送りすることになります。
改定の前に、経費の削減などの企業努力に取り組むべきではないですか。
これまでに、職員の削減や業務の民間委託、企業債の活用、施設のダウンサイジングなど、経費削減の努力を続けてきました。加えて、小水力発電の導入や資産の貸付・運用等による財源確保にも努めてきました。
しかし、今後は施設の耐震化や老朽化に対応するために、これまで以上に維持管理や更新等の費用がかかるため、経営努力だけでは対応できない状況です。
料金改定に向けた検討の経緯
令和6年度より、知識経験者や関係団体の代表者、公募による市民委員等で構成される「所沢市上下水道事業運営審議会」にて、料金改定に向けた検討を重ねました。令和7年5月22日には、審議会より上下水道料金の改定は妥当である旨の答申を受理しました。
この答申を踏まえて、令和7年9月議会へ所沢市水道事業給水条例及び所沢市下水道条例の一部改正を行う議案を上程し、可決されました。
答申書(所沢市水道事業経営計画改定について)(PDF:124KB)
答申書(下水道使用料のあり方について)(PDF:121KB)
他市との比較
所沢市は、県内他市と比較しても安い料金設定を維持してきました。
口径13ミリメートルで1月あたり10立方メートル使用した場合、現行の水道料金では安い方から7番目(令和6年4月1日時点)、現行の下水道使用料では安い方から7番目(令和5年4月1日時点)の金額となっています。
口径13mmで1月あたり10立方メートル使用した場合の水道料金
1月あたり10立方メートル使用した場合の下水道使用料
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お問い合わせ
所沢市 上下水道局 経営課
住所:〒359-1143 所沢市宮本町二丁目21番4号
電話:04‐2921‐1087
FAX:04‐2921‐1094
