PFOS及びPFOAの検査結果について
更新日:2025年2月14日
検査結果について
水道水のPFOS及びPFOAの検査結果
令和2年度、厚生労働省は水質管理目標設定項目に「PFOS及びPFOA」を追加し、両物質の合算で0.00005mg/Lという暫定目標値を設定しました。
「PFOS及びPFOA」は検査義務のある水質基準項目ではありませんが、所沢市では水道水の安全性確保のために、要検討項目として「PFOS」と「PFOA」が追加された平成26年度から水道水中のPFOSとPFOAの測定を行っております。また、水質管理目標設定項目に追加された令和2年度以降は「PFOS及びPFOA」として1年に4回の頻度で測定しています。所沢市の測定結果は、国が定めた暫定目標値である0.00005mg/Lを大幅に下回っております。(0.000001mg/L=1ng/L)
採水日 | 加圧・自然配水区域 |
南部自然配水区域 |
高区配水区域 |
低区配水区域 |
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令和6年度 | 0.000004 | 未測定 | 0.000004 | 0.000005(注) |
令和5年度 | 0.000003 | 不検出 | 0.000001 | 0.000005 |
令和4年度 | 0.000004 | 0.000005 | 0.000008 | 0.000005 |
令和3年度 | 0.000001 | 0.000006 | 0.000002 | 0.000004 |
令和2年度 | 0.000008 | 0.000004 | 0.000003 | 0.000004 |
令和元年度 | 0.000002 | 0.000002 | 0.000002 | 0.000002 |
平成30年度 | 0.000001 | 0.000001 | 0.000001 | 0.000001 |
平成29年度 | 不検出 | 0.000002 | 0.000002 | 0.000002 |
平成28年度 | 0.000001 | 0.000001 | 0.000002 | 0.000002 |
平成27年度 | 0.000001 | 0.000001 | 0.000001 | 0.000001 |
平成26年度 | 0.000003 | 0.000004 | 0.000004 | 0.000004 |
単位はmg/L(ミリグラム毎リットル)、検出下限値は0.000001mg/Lで、検出下限値未満は不検出と表記しています。令和2年度以降の測定は、各配水区域ごとに毎年5月、8月、11月、2月のいずれかで測定を行っております。令和2年度以前は採水を同日に行い、PFOSとPFOAの各測定値を合算しています(参考値)。
(注)令和6年度低区配水区域の採水日は、東部浄水場着水井耐震化工事につき地下水を取水していないため、県水100%の測定結果となります。
地下水中のPFOS及びPFOAの検査結果
所沢市では、令和3年度から埼玉県水道水質管理計画に基づく水質監視の一環として、第一浄水場取水井にて1年に2回の頻度で検査を行っています。
また、令和5年度には、各浄水場の着水井において地下水(深井戸)の自主的な検査を実施しました。令和6年度からは水質検査計画に基づき1年に2回の頻度で検査を行っております。
着水井とは、各取水場(深さ約300mの深井戸)からくみ上げたすべての地下水を集める水道施設です。
採水日 | 第一浄水場取水井 |
---|---|
令和6年度冬季 | 不検出 |
令和6年度夏季 | 不検出 |
令和5年度冬季 | 不検出 |
令和5年度夏季 | 不検出 |
令和4年度冬季 | 不検出 |
令和4年度夏季 | 不検出 |
令和3年度冬季 | 不検出 |
令和3年度夏季 | 不検出 |
採水日 | 西部浄水場着水井 | 南部浄水場着水井 | 第一浄水場着水井 | 東部浄水場着水井 |
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令和6年度冬季 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | (注) |
令和6年度夏季 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
令和5年度 | 不検出 | 不検出 | 不検出 | 不検出 |
単位はmg/L(ミリグラム毎リットル)、検出下限値は0.000001mg/Lで、検出下限値未満は不検出と表記しています。
(注)令和6年度冬季(12月)は、東部浄水場着水井耐震化工事につき、測定を行っておりません。
- 所沢市では、市内の河川及び水道水源用を除く地下水(浅井戸)からの取水は行っておりません。
- 市内の河川及び水道水源用を除く地下水(浅井戸)のPFOS及びPFOAに関しましては、ところざわ環境データブックをご覧ください。
PFOSとPFOAについて
ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とペルフルオロオクタン酸(PFOA)は、1万種以上の種類があるとされる有機フッ素化合物(PFAS)の一種です。PFASは、熱にも化学的にも極めて安定な物質であり、加工によって撥水性と撥油性を付与させることができるという特異な性質を有するため、産業において有用性が高い物質の一つです。
しかし、PFASの中でもPFOSとPFOAは、その特性上ほとんど自然分解せず、環境中に放出されたPFOSとPFOAは長期的に残留すると考えられており、国内ではすでに製造と販売が禁止されています。また、PFOSとPFOAは、生体内に蓄積することによる健康影響の懸念があるため、ヒトにおける毒性とそのメカニズム解明の研究や除去技術の開発が世界中で進められています。
水質基準項目の「フッ素およびその化合物」は"無機"フッ素であり、"有機"フッ素化合物(PFAS)とは異なります。無機フッ素は、歯や骨を強くするために必要な必須微量元素の一つです。
関連リンク
PFOS及びPFOAとは?(環境省リーフレット)(外部サイト)
「有機フッ素化合物(PFAS)」の評価に関する情報(内閣府食品安全委員会)(外部サイト)
県内水道におけるPFOS、PFOAの測定状況について(埼玉県 保健医療部 生活衛生課)(外部サイト)
お問い合わせ
所沢市 上下水道局 給水管理課
住所:〒359-1143 所沢市宮本町二丁目21番4号
電話:04‐2921‐1082
FAX:04‐2921‐1094
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