第2一般廃棄物最終処分場(やなせみどりの丘)施設概要
更新日:2025年10月1日
施設全景
家庭などから出る一般廃棄物の大半は、焼却、または資源化されます。焼却により発生した「灰(焼却残渣)」や破砕ごみ類等の「不燃残渣」、資源化しきれなかった「資源ごみ残渣」の一部は、「埋め立て」により最終的に処理をされます。それらを適切に貯留し、安定化を図る施設を最終処分場と言います。
所沢市では、平成元年4月から「所沢市北野一般廃棄物最終処分場」にて埋め立てを行っていましたが、平成17年3月末で埋め立て終了となり、以降は市内に最終処分場がありませんでした。
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」により、市町村は、その区域内における一般廃棄物を収集、運搬、処分することとされています。
所沢市内に「第2一般廃棄物最終処分場(やなせみどりの丘)」が完成したことで、ごみ処理の流れを市内で完結することができます。
施設概要
施設の所在地
埼玉県所沢市大字南永井字井頭1071番1
埋立て期間
令和7年度から令和22年度(見込み)
敷地面積
約50,600平方メートル
埋立て容量
約131,000立方メートル
各施設の紹介
被覆型最終処分場
本最終処分場は、埋立地に屋根を設置し被覆することで、以下の効果をもたらします。
1.風雨の影響を受けないことから、埋立環境を制御することができます。
2.埋立物の飛散や鳥の飛来を防ぎます。
3.埋立物の臭いの拡散を防ぎます。
4.重機の作業音等が外に漏れることを防ぎます。
埋立地外観
埋立地内観
管理棟・浸出水処理施設
管理棟・浸出水処理施設
本最終処分場の被覆施設内では、埋立物を洗い安定化させるために散水を行います。
その散水した後の水(浸出水)を浸出水処理施設にて、物理的・化学的な処理(アルカリ凝集沈殿、ろ過等)を行い、公共下水道へ放流します。
緑地エリア
緑地エリア
やなせみどりの丘は、最終処分場を緑地で囲っています。その環境の中に以下の広場があります。
・多目的広場
市民の憩いの場として健康遊具や、休憩場所として東屋を備えた広場です。
・わんぱく広場
築山や、ターザンロープなどの遊具があり、こどもたちが元気に遊べる広場です。
・生物多様性体験広場
エコスタックがあり昆虫や鳥類とふれあえる広場です。
生物多様性保全の取り組み
やなせみどりの丘の植栽は在来種のみで構成されており、地域本来の植生を考慮して選定されています。また、樹林エリアと草地エリアに分けることで、生物多様性に富んだ環境が再生されています。この取り組みが評価され、JHEP認証にて、認証ランク「A+」を取得しました。自治体単独での認証取得は全国で初めてになります。
JHEP認証とは、公益財団法人日本生態系協会が実施している、生物多様性への貢献度を、客観的・定量的に評価、認証し、可視化できる国内唯一の認証制度となっています。
見学申し込み
第2一般廃棄物最終処分場(やなせみどりの丘)の見学を希望される方へ
施設見学を希望される方は、上記リンク先の予約ページよりお申し込みください。
関連リンク
お問い合わせ
所沢市 環境クリーン部 資源循環推進課 一般廃棄物最終処分場整備室
住所:〒359-0015 所沢市日比田895番地の1
電話:04-2998-5533
FAX:04-2998-5523
