【所沢市教育委員会からのお願い】新型コロナウイルス感染症に関わる偏見や差別を許さないために

新型コロナウイルス感染症が流行してから3年がたちました。この3年間で学校生活は大きく変わりました。
林間学校や修学旅行等の学校行事ができなくなったこと、マスクを着けて生活すること、多くのことで我慢をしたり、辛い思いをしたりすることがありましたね。
ここまで本当によくがんばってきました。

4月からマスクをつけなくてもいい学校生活がはじまります。学習や生活、学校行事の中で、皆さんの笑顔が見られることはとても嬉しいことです。

でも、もしかしたら「今さらマスクを外していいよと言われても・・・」、「先生や友達に外して、着けてと言われるのはもう嫌だよ」と不安に感じることもあると思います。
そこで、所沢市教育委員会から皆さんにお願いがあります。

1. マスクを外すこと、着けることはその人が考えて決めることです。その考えをお互いに認め合いましょう。
2. 新型コロナウイルス感染症が怖くて、会話を控えたり、集団での活動に参加できない人がいるかもしれません。怖いと思うことは人によって違います。その人の気持ちを理解しましょう。
3. 新型コロナウイルス感染症のことで、不安なことがあったら遠慮なく周りの大人に相談しましょう。決して恥ずかしいことではありません。

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一人一人が、やさしい気持ちで相手を思いやり、みんなが笑顔で学校生活を送れる未来を一緒につくっていきましょう！

令和5年4月
所沢市教育委員会

新型コロナウイルス感染症による国の緊急事態宣言から3年がたちました。
この間、学校生活が大きく変わり、マスクを着用しての生活をはじめ修学旅行等、学校行事の中止や規模縮小などを余儀なくされました。子どもたちは様々なストレスや不安を感じながら過ごしてきました。保護者の皆様におかれましても、同様に不安を感じながら、学校の教育活動へご理解とご協力をいただきましたことに改めて感謝申し上げます。

さて、4月から国の方針により学校教育活動において「マスクの着用は求めないこと」となります。
さらに、5月8日より、感染症法上の「5類」相当へ移行され、大きな転換期を迎えます。
新型コロナウイルス感染症は収まりつつありますが、感染してしまった方やそのご家族、身近な方等が、配慮に欠けた言動を受けたり、根拠のないうわさをSNS等で拡散されたりして、心を痛めているケースがこれまでにもありました。
また、子どもたちがインターネットやSNS、伝聞等による不確かな情報に惑わされたり、マスクの着脱に起因するいじめや「ウイルス」「コロナ」等の言葉を用いたからかいをしたりすることもありました。

この3年間で新型コロナウイルス感染症に対する考え方も大きく変わってきました。「アフターコロナ」を迎える中、改めて子どもたちの人権意識を高めるために、身近な大人である私たちが寛容であり、多様な考えを受け入れることの手本を見せる必要があります。
私たち一人一人が相手の立場や気持ちを思いやり、穏やかな言動を心がけることで、未来ある子どもたちの豊かな心を一緒に育んでいきましょう。

令和5年4月　　　
所沢市教育委員会