いざというときのために備えておこう
更新日:2022年11月1日
いつ起こるか分からないのが災害です。
私たちのまちでは、今のところ大きな災害が起きていないので、皆さんも安心して暮らしていると思います。しかし、そこに落とし穴があるのではないでしょうか。「安心」が「油断」につながるのです。地震による災害から自分たちを守るためには、日ごろからの備えが大切です。
地震が起きたとき、被害を最小限におさえるためには、一人ひとりが落ち着いて行動をすることが大切です。
慌(あわ)てずに、安全を確保しよう
大地震が起きると、家具などが倒れたり棚(たな)から物が落ちてきたりするので、頑丈(がんじょう)な机などの下に身を隠(かく)し安全を確保します。座布団などがあれば頭を保護しましょう。また、建物が傾(かたむ)きドアなどが開かなくなることも考えられるので、外へ避難(ひなん)できるよう出口を確保します。慌てて外に飛び出すと、瓦(かわら)や窓ガラスなどが落ちてきてけがをすることがあるので注意しましょう。
火災を防ごう
使用中のガス器具などの火を消します。大きな揺(ゆ)れは、数分でおさまるので周りの状況を確認してから火を消しましょう。特に、寒い季節はストーブも使っていたりするので注意が必要です。火を消した後は、元栓(もとせん)を締(し)めたり電化製品のコンセントを抜いたりすることも大切な防火作業です。もしも出火した場合は、消火器などで初期消火に努めてください。
避難場所へ避難しよう
避難場所は、ふだん皆さんが通っている学校のほかに、公園などもあります。避難するときは、徒歩で避難してください。その際、服装は活動しやすいものにします。非常持出品は、最小限の必需品(ひつじゅひん)をリュックなどに入れて背負うようにします。あまり欲張りすぎるとかえって動きがとれなくなるので注意しましょう。
※山や川は、地盤(じばん)がゆるみ崩れやすくなっていたり、海では、津波が発生したりするので近づかないようにしましょう。
正しい情報を聞こう
うわさや、誤(あやま)った情報にまどわされないで、市役所や消防署、警察からの情報をよく聞いてください。災害の様子は、テレビやラジオ、防災無線でも放送されています。
けがの手当てをしよう
災害が大きくなると、けが人も多くなります。このため、消防署などの救護活動が間に合わないことが考えられます。まわりに軽いけがをしている人がいたら、皆さんが協力し合って手当てをしてあげましょう。
震度0 (しんどぜろ) |
人は揺れを感じない。 |
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震度一 | 屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる。 |
震度二 | 屋内にいる人の多くが揺れを感じる。 |
震度三 | 屋内にいるほとんどの人が揺れを感じる。 |
震度四 | 眠っている人のほとんどが目を覚ます。歩行中の人も揺れを感じる。 |
震度五弱 | 家具が移動したり、食器や本が落ちたりする。 |
震度五強 | タンスなど、重い家具が倒れることがある。 |
震度六弱 | 人は立っていることが難しい。窓ガラスが割れ、ドアが開かなくなる。 |
震度六強 | 立っていられず、はわないと動くことができない。 |
震度七 | 自分の意思で行動できない。地割れ・地すべり・山崩れが発生する。 |
いざというときに適切な行動をとるためには、日ごろから災害に対する心構えを身に着けておくことが必要です。
防災訓練に参加しよう
市では、毎年8月最後の日曜日に、地域住民が中心となって防災訓練を行なっています。皆さんの家族の方が自主的に参加して、初期消火訓練・応急手当訓練・炊(た)き出(だ)し訓練などをします。みなさんも参加することができるので、家族と一緒に訓練に参加してみませんか。
家族の役割分担を決めておこう
地震が起きたとき、一人ひとりが適切な行動をとれるよう、家族で話し合い役割分担を決めておきます。
- 家の中で、一番安全な場所を見つけておく。
- 火気(かき)の点検を行なう人を決める。
- 家族全員が避難場所・避難経路をおぼえる。
- 小さな子どもや高齢者を手助けする人を決める。
- 家族が離れ離れになってしまったときの連絡方法や最終的に集まる場所を決めておく。
- 非常持出品はどこに置いておくのか、また、持ち出す人はだれかを決めておく。
そのほか、暑いときや寒いとき、昼間や夜間など、いろいろな状況を想定して、適切な行動がとれるよう家族みんなで考えておきましょう。
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所沢市 危機管理室
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