下水道の工事（こうじ）

下水管（げすいかん）は、地面（じめん）のかたむきを利用（りよう）して、高いところから低（ひく）いところに流（なが）れるように計算して作ります。その工事（こうじ）にはたいへんなお金と時間がかかるので、しっかりした計画（けいかく）を立ててから行います。下水管をうめる場所（ばしょ）や、それにかかるお金などの計画を5年ごとに作り、県知事（けんちじ）の許可（きょか）をもらって工事をします。
所沢市では昭和32年から下水道の工事をはじめました。約（やく）50年間も工事を続（つづ）けているので、みなさんが通（とお）る道路（どうろ）の下にうまっている下水管を全部つなげると、所沢から出発（しゅっぱつ）して北海道（ほっかいどう）や九州（きゅうしゅう）までとどいてしまいます。
下水道の工事には、みぞをほって下水管をうめる方法〔かいさく工法（こうほう）〕と、モグラのように地面の中をほり進（すす）む方法〔すいしん工法〕があります。下水管をあさくうめる工事はかいさく工法で、深（ふか）くうめる工事はすいしん工法で行います。
また、自動車がたくさん通る道路に下水管をうめるときも、すいしん工法で行います。通行止（つうこうど）めにする場所が少なくてすむため、道路の渋滞（じゅうたい）をふせげるからです。