砂川遺跡
更新日:2023年9月15日
砂川遺跡は、所沢市で最初に発見された旧石器時代の遺跡です。
昭和41年(1966年)には明治大学考古学研究室が、昭和48年(1973年)には所沢市教育委員会が主体となって発掘調査を行い、ナイフ形石器を含む769点の石片が出土しました。調査では、石器類の出土地点の全記録と出土した石器類の接合という作業が初めて試みられ、ナイフ形石器等の製作工程が明らかとなりました。また、当時の人々が常に石を携行して移動し、そこで石器を作ったり、他の場所で作ったものが持ち込まれたり、他の場所へ持ち去ったりするなど、人々の生活や動きが実証され、日本の旧石器時代研究に大きな成果をあげました。出土した石器類は、「埼玉県砂川遺跡出土品」として国の重要文化財に指定され、明治大学博物館に所蔵されているものもあります。
現在、遺跡の一部は「砂川遺跡都市緑地」として整備・公開されており、石器類が集中して出土した2か所(A地点とF地点)をブロックで囲い表示しています
【指定年月日】昭和44年6月27日
【所在地】所沢市三ケ島三丁目1075番地ほか
砂川遺跡
出土品のナイフ形石器
砂川遺跡のご案内
所在地
所沢市三ケ島三丁目1075番地ほか
交通アクセス
西武池袋線「小手指駅」南口から西武バス(早稲田大学・宮寺西行きほか)「大日堂」下車
ところワゴン三ケ島ルート「大日堂南」下車 徒歩約10分
お問い合わせ
所沢市 教育委員会教育総務部 文化財保護課
住所:〒359-0042 所沢市並木六丁目4番地の1
電話:04-2991-0308
FAX:04-2991-0309