第6次所沢市障害者支援計画(第7期障害者計画、第7期障害福祉計画、第3期障害児福祉計画)令和6年3月 所沢市 はじめに 障害者と聞いてどのような方を思い浮かべますか。多くの方は「心身の機能に障害がある方」と思うのではないでしょうか。ところが、障害のある方の声に丁寧に耳を傾けますと、「障害」とは個人の心身機能の障害のみならず、「社会の側にある障壁」と重なりあってつくり出されていることに気付きます。このような「社会の側にある障壁」をなくすため、所沢市では平成30(2018)年7月に『所沢市障害のある人もない人も共に生きる社会づくり条例』を施行し、これまで多くの取り組みを行ってきました。しかし、様々な社会的障壁が今なお多く存在しており、引き続き、スピード感を持って物理的な環境の整備、障害理解の浸透といったハード・ソフトの両面から共生社会を推進することが求められています。 本計画は基本理念「ふれあい 寄り添い 支え合い 共に生きるまち ところざわ」を、前期計画から継承しつつ、昨今の法制度改正や社会情勢の変化を踏まえ、 それぞれの施策分野、その方向性を丁寧に検証し、着実に進めるべき取組内容を網羅しました。これらの施策展開に加え、障害のある方の人生を考えた時に必ず訪れる「ライフステージの変化」に対応した、切れ目のない支援を行うべく、それぞれの年代で必要とされる支援や重点施策を整理して、今後の方向性を明確にしました。 市は本計画に基づき、関係部署・関係機関が一体となって障害者施策を進めてまいります。今後とも皆様のご理解とご協力をお願いいたします。 結びに、本計画の策定にあたり、所沢市障害者施策推進協議会、所沢市自立支援協議会の各委員の皆様をはじめ、貴重なご意見やご提案をいただいた市民の皆様、各種団体、事業所の方々に心からお礼を申し上げます。 令和6年3月 所沢市長 小野塚 勝俊 本市長挨拶文については、所沢市ホームページ上で、手話通訳士が通訳した動画を公開しています。左記二次元バーコードからアクセスできます。 目 次 第1章 計画の基本的事項 1ページ 第1節 計画の基本的な考え方 2ページ 1.計画策定の背景と趣旨 2ページ 2.計画の性格と位置づけ 4ページ 3.計画の期間 5ページ 4.計画の対象 5ページ 第2節 計画の基本理念 8ページ 1.基本理念 8ページ 2.基本的な考え方 8ページ 3.計画の振り返り 9ページ 第3節 障害者の現況 12ページ 1.障害者数の状況 12ページ 2.就労等の状況 21ページ 3.アンケートの概要 24ページ 第2章 施策展開 29ページ 第1節 施策体系 30ページ 1.差別解消と権利擁護の推進 32ページ 2.社会参加の促進と協働の推進 36ページ 3.情報アクセシビリティの向上 40ページ 4.安全・安心なまちづくり 44ページ 5.育ちと学びの充実 48ページ 6.雇用・就労の促進 52ページ 7.保健医療の充実 56ページ 8.支援体制の充実 60ページ 9.福祉サービス等の充実 64ページ 障害者作品展の受賞作品の紹介 68ページ 第2節 ライフステージを通じた支援 70ページ 1.ライフステージの設定 70ページ 2.求められている支援の考え方 71ページ 3.乳幼児期(小学校入学前)の支援 72ページ 4.学齢期(小学校入学〜17歳)の支援 74ページ 5.青年期(18歳〜39歳)の支援 76ページ 6.壮年期(40歳〜64歳)の支援 78ページ 7.高齢期(65歳以上)の支援 80ページ 第6次所沢市障害者支援計画 目標・指標一覧(再掲) 82ページ 第3章 障害福祉サービス等の目標値・見込量 83ページ 障害福祉サービス等の全体像 84ページ 1.計画の目標値 85ページ 2.福祉サービス等の見込量 91ページ 3.見込量確保のための方策 103ページ 第4章 計画の推進に向けて 105ページ 1.関係機関等との連携 106ページ 2.障害者等の参画 106ページ 3.計画の達成状況の点検及び評価 106ページ 資料編 107ページ 1 計画の策定経過 108ページ 1.検討経過 108ページ 2.所沢市障害者施策推進協議会 109ページ 3.所沢市自立支援協議会 110ページ 4.第6次所沢市障害者支援計画策定検討委員会 111ページ 2 条例 112ページ 1.所沢市障害のある人もない人も共に生きる社会づくり条例 112ページ 2.所沢市障害者施策推進協議会条例 119ページ