放射線科のご案内
更新日:2023年9月13日
放射線科の業務内容
放射線科では、一般撮影検査(レントゲン検査)、X線透視検査(胃のバリウム検査等)、CT検査、マンモグラフィ検査、骨密度測定検査等を7名の診療放射線技師により行っています。私たち放射線科スタッフは、安全で信頼される医療を目指し、質の高い画像を臨床現場に提供するよう日々努めています。
検査の紹介
一般撮影検査
放射線を用いた検査で、最もよく行われる検査です。レントゲン検査とも呼ばれます。
一般撮影検査は、撮影したい部位にX線を当て、体を通過してきたX線を記録して画像にします。以前はX線用のフィルムに画像を記録していましたが(アナログ方式)、現在は電子的に記録しています(デジタル方式)。
当センターでは、令和元年度より、FPDシステム(コニカミノルタ社製 Aero DR)を導入しました。これにより、従来のCRシステムと比較して低被ばくで高精細な画像を迅速に得ることが可能となっています。
一般撮影装置
X線透視検査
当センターでは主に、上部消化管造影検査を行っています。この検査は、食道・胃・十二指腸に異常がないかを調べるために行います。
はじめに胃を膨らませるために発泡剤を飲み、続けてバリウムを飲みます。体を何度も回転させることでバリウムを胃の粘膜全体に付着させ、写真を撮影していきます。特に集団検診で有効性が認められている安全な検査です。
胃がん検診専門技師認定者:4名(日本消化器がん検診学会認定)
X線透視検査装置
CT検査(コンピューター断層撮影)
寝台に寝た状態で大きなドーナツ状の機械の中に入り、目的の部位にX線を当てて撮影を行います。体を通過してきたX線をコンピューター処理することで、体を輪切りにした断層写真が得られます。一般撮影検査(レントゲン検査)と異なるのは、見たい任意の断面で画像を作り直せる点です。必要に応じて、3D画像を作成することも可能です。
当センターでは、平成23年9月にGE社製16列CT装置「BrightSpeed Elite SD with ASiR」を導入しました。以前のCT装置と比較して、短時間での撮影ができる一方、画像再構成技術「ASiR(エイサー)」により、低被ばくで高画質な検査を実現しています。
X線CT認定技師取得者:1名(日本X線CT専門技師認定機構)
マルチスライスCT装置(16列)
マンモグラフィ
マンモグラフィ検査とは、乳房専用の装置で行うX線検査のことです。小さなしこりや微細な石灰化を画像化することができ、乳がんの早期発見に最も有効な画像検査のひとつです。
撮影時には、乳房の厚さを均一にするために圧迫を行う必要があります。乳房の厚さをなるべく薄くすることで、病変をはっきりと描出でき、使用するX線の量を減らすことができます。圧迫時には痛みを感じることがありますが、圧迫の必要性を理解していただき、ご協力をお願いしています。
検診マンモグラフィ撮影認定取得者:3名(日本乳がん検診精度管理中央機構認定)
乳房撮影装置
骨密度測定検査
骨密度とは、骨の丈夫さを判定するための代表的な指標です。骨密度測定は、骨を構成するカルシウムなどの量を測り、骨粗しょう症の診断や治療の効果判定・経過観察などに用いられます。
骨密度の測定法にはいくつか種類がありますが、当センターではDEXA法を用いて、利き腕と反対の腕の前腕骨を撮影し、骨密度を測定します。
骨密度測定装置
リンク
お問い合わせ
所沢市 市民医療センター事務部 総務課
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